経営・人事に関するコラム
モアコンサルティンググループ代表の佐藤嘉啓が、不定期に経営や人事に関するテーマで執筆するコラムです。興味のあるテーマがありましたら、是非読んでみて下さい。
第1回:不況下のサバイバル術(1)
最近発表された月例経済報告、GDP速報値(年率換算で-12.7%)等の経済指標は、軒並み大幅に悪化し、リーマンショックを契機とした昨年秋以降の景気の大幅な後退が、通常の景気循環の後退局面などとは全く異質のものであることを裏付けています。
第2回:不況下のサバイバル術(2)
前回述べた1つも比較優位を持たない場合のサバイバル方法は次の2つでした。
- 頑張って、あがいて、動き続ける。
- 我慢して、眠らず、寝て待つ。
第3回:経営コンサルタントの資質
「経営コンサルタントにとって重要な資質には、どんなものがありますか?」と聞かれたら、まず「チャレンジ精神とクリエイティブな感性です。」と答えています。経営コンサルティング業なのに何故?!と思われる方も多いと思います。もちろん、他にも重要な資質はたくさんありますし、クライアントのオーダーを成功に導くためには、セオリー
第4回:ニュービジネスのタイミング
私は1990年代の前半、日本で初めて「アウトソーシング」という概念を前面に押し出した給与計算関連のビジネスを立ち上げました。今でこそ、アウトソーシングという言葉は、ビジネス用語として普通に使われていますが、当時はアウトソーシングという言葉も、給与計算関連ビジネスも、日本においては全く定着しない位の勢いで、営業先か
第5回:人事制度改革の必要な時-人事コンサルティングの現場から
人事制度改革をご依頼頂く際の理由には様々なものがありますが、大きく分けると3つのジャンルがあります。
1.明確な意思のある「ポジティブな人事制度改革」
2.複数の具体的な問題点を「人事制度改革で解決」
第6回:人事制度改革で何が変わる?-人事コンサルティングの現場から
「人事制度を変えたところで、別に何か変わるとは思えないけど。」
「人事制度だけ変えても、中身(従業員)が同じじゃ、結局変んないよね。」
「従業員が少ないから、特に人事制度なんか無くても、毎日見ていればわかるんだよね。」
第7回:Happy人事制度でgo!(1)
人事や経営のコンサルティングにもファッションと同じように流行があります。それは時代の空気や経済の状況等を反映しつつ、その時々の新しい理論や過去のデータから学んだこと、新しい経営システム、欧米の動向などに私達もクライアントも影響を受けるからです。
第8回:Happy人事制度でgo!(2)
人事制度は会社の重要な経営システムの一部であり、会社・社員にとっての利益分配や協働の場における組織維持・集団活動の為の決めごと、社員の会社生活における基盤となるもの等々・・・ですが、それらとは完全にシンクロしない「個人の幸せ、個人の充実」という側面から人事制度を考えてみます。
第9回:グッドライフデザイン人事制度の反響(1)
先日、グッドライフデザイン人事制度という新しい人事制度のコンセプトを発表しました。この人事制度について、会社役員及び人事部門長の役職にある知人に感想を聞いておりますので、2回に分けて順次ご紹介させて頂きます。
第10回:グッドライフデザイン人事制度の反響(2)
先日、グッドライフデザイン人事制度という新しい人事制度のコンセプトを発表しました。この人事制度についての会社役員・人事部門長を務める知人の感想を前回に引き続き、ご紹介させて頂きます。
第11回:人事制度で意欲向上(1)
「社員のモチベーションを向上させる効果的な方法はありませんか。」と最近よく聞かれます。「最も効果的な方法は人事制度をリニューアルすることです。」とお答えしています。この「効果的」には「効率的」というニュアンスも含まれています。
第12回:人事制度で意欲向上(2)
モチベーションが向上する人事制度には○○主義かどうかは余り関係ないかも知れません。なぜならば、社員が今までよりも行動したくなるような状況・条件を会社として提供するということに尽きるからです。
第13回:長時間労働を考える
多くの企業が長時間労働を改善するため、業務の効率化や意識改革、新しいルールの設定など、様々な施策に取組んでいます。実効という点から、それぞれどの程度の削減が可能なのか、また削減した状態を維持できるのかなど、今後の課題も多いといえるでしょう。
第14回:TV東京コメントの続き
先日(10月1日)TV東京の「NEWSアンサー」で今回の内閣改造についての私のコメントが放映されました。民間企業の人事の視点でごく一般的なコメントをしたところ、「予想以上に厳しい意見」との感想を頂きました。
第15回:コンサルティング料金について
コンサルティング料金のお支払形態には大きく2つの形態があります。稼働工数をベースに料金をお支払い頂く形態(時間チャージ型)と1プロジェクトの料金を予め決め、それを決められた期日にお支払い頂く形態(定額報酬型)です。
第16回:チャレンジを引き出す
お客様から「もっと社員にチャレンジしてもらいたいのですが、チャレンジを引き出すために何か良い方策はありませんか?」と尋ねられることがあります。
第17回:本領を生かす
経営コンサルタントは黒子として経営者をサポートする存在。然るに第一線を退くまでは黒子に徹すべし」という、今となっては誰の言葉なのか、誰から言われたのかさえも定かではないコンサルタント像を頑なに守り続けて、弊社を創業して早いもので27年が経過しました。
第18回:真贋を見極める力
現代社会は、技術革新やグローバル化、そして予測不能な環境変化により、これまでにないスピードで進化しています。企業がこの破壊的変化の波に乗り、持続的な成長を遂げるためには、従来の常識や慣習に囚われず、真に価値あるものを見極める「真贋を見極める力」が必要不可欠です。
第19回:AGIが人事評価に及ぼす影響
現代のビジネス環境は急速に変化しており、その最前線に立つのがAGI(Artificial General Intelligence:汎用人工知能)の進化です。従来のAIは特定のタスクに特化していましたが、AGIは人間に近い幅広い知識と洞察力を持ち、多岐にわたる業務の効率化や最適化を包括的にサポートできると期待されています。