2026年 一般職業紹介状況

2026年の一般職業紹介状況の結果(速報値)を1ページに集約。最新月の動向と、人事戦略や人材採用などに与える示唆を専門家視点で解説します。
最終更新日:2026-04-07

2026年2月分:有効求人倍率は1.19倍、前月から0.01ポイント上昇

概要

2月の有効求人倍率(季節調整値)は1.19倍となり、前月から0.01ポイント上昇し、労働需給はわずかに改善した。

一方、新規求人倍率(季節調整値)は2.10倍で0.01ポイント低下し、短期的な求人の勢いにはやや陰りがみられる。

月間有効求人数(季節調整値)は前月比0.2%減、有効求職者数も0.5%減となり、求人・求職ともに減少する中で有効求人倍率が小幅に上昇した。

新規求人(原数値)は前年同月比7.8%減と減少が続き、産業別では卸売・小売業(17.9%減)、生活関連サービス・娯楽業(17.0%減)、宿泊・飲食サービス業(14.7%減)、情報通信業(9.5%減)など幅広い分野で落ち込みが見られる。

人事コンサルタントの視点

有効求人倍率の小幅改善は見られるものの、新規求人の減少が幅広い業種に及んでおり、採用市場の実勢がなお弱含みであることを示している。

人事コンサルタントとしては、採用よりも、グレード(等級)・評価制度などの人事制度の再設計、人材の配置最適化による生産性向上を企業に提案すべき局面となっている。人事コンサルティングのテーマとして、企業特性や業種特性を踏まえた制度の見直し、リスキリング、定着強化を一体で進める戦略的人材マネジメントが重要となる。

(2026年3月31日発表)

2026年1月分:有効求人倍率は1.18倍、前月から0.02ポイント低下

概要

1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍と、前月から0.02ポイント低下した。有効求人数が0.1%減少した一方、有効求職者数は0.9%増加したことにより、3か月ぶりに低下した。

新規求人倍率(季節調整値)も2.11倍で、前月比0.03ポイント低下しており、求人の勢いはやや弱まった状況である。

景気の先行指標とされる新規求人数(原数値)は前年同月と比べて4.6%減少した。産業別でみると、教育・学習支援業、製造業などで増加した一方、宿泊・飲食サービス業(13.8%減)、卸売・小売業(11.6%減)、情報通信業(7.0%減)などで減少した。

人事コンサルタントの視点

有効求人倍率の低下は、企業の採用姿勢がやや慎重化している兆候であり、産業間の求人動向の差も拡大している。

人事コンサルタントとしては、景気変動下でも人材確保と組織競争力を維持するため、キャリアパスの明確化やそれに伴う評価制度や報酬体系の高度化などの人事制度の再構築を企業に提案すべきである。また、人事コンサルティングのテーマとして、採用と育成を一体化した人材ポートフォリオ戦略が重要となる。人材の最適配置と生産性向上を両立する戦略的人事マネジメントが求められる局面にある。

(2026年3月3日発表)

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